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比叡山中学:全体/今日の「朝礼訓話」を紹介します!

平成31年2月13日(水) 更新

 2月13日(水)、今朝の「朝礼訓話」を紹介します。「朝礼」は、学園が大切にしている時間で般若心経を唱え、学園歌と校歌を歌い、全校が訓話を聴いています。本日は、寒さに配慮して教室でお話を聴きました。


 おはようございます。今日は「ありがとう」という言葉について、お話させていただこうと思います。
授業の中で、生徒のみなさんからたくさんの「ありがとう」の言葉をいただきます。

 「先生、この問題教えてください。」「わかりました。ありがとうございます。」プリントを配るだけでも、「ありがとうございます。」ノートチェックの日、ノートに「見てくださってありがとうございます。」と、書いてあった時は…、本当に心があたたまりました。

 そんな素敵な言葉「ありがとう」について、みなさんに考えてほしいのですが、「ありがとう」の反対の言葉は何だと思いますか? 「ありがとう」を漢字で書いてみてください。漢字で書くと、「有ることが難しい」と書きます。では、「有ることが難しい」の反対の言葉は何でしょうか? 
 それは「あたりまえ」となります。

 私たちは日々の生活を送る中で、たくさんのことを「あたりまえ」として過ごしています。例えば、ごはんを食べること、あたたかい布団に入って眠ること、「あたりまえ」のように家族や友達がいることなど、すべてが「あたりまえ」で特別なこととはなかなか気づくことができないものです。悲しいことに私たちは「あたりまえ」と思っていることが「あたりまえ」でなくなるまでなかなか気づくことができないのかもしれません。

 先月、本校の大切な生徒、仲間が亡くなりました。これからも、共に学び、笑い、過ごせるものと思っていました。でも、この学校で出会い、共に過ごしていたことは「あたりまえ」ではなかった。誰しも今日と同じ日が、明日も繰り返されると思っているかもしれません。実は「あたりまえ」だと思っていることが、奇跡の連続なのでは? と、今は思います。

 「有ることが難しい」「あたりまえ」のことなどなく、毎日こうやって生きていること、生かされていること自体が奇跡の連続で、そう考えるとあらゆることに「ありがとう」を言わずにいられません。

 日々、生きていることに感謝を忘れてはいけないなと、改めて思います。

 今、そばにいてくれるみなさんに、そして目の前にあるものにもできるだけ感謝の気持ちを伝えながら過ごしていきたいと思います。感謝の気持ちをもって「ありがとう」をたくさん言える毎日にしたいと思います。

 私のお話を聴いてくださって、ありがとうございました。